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ぴあヘルパー

介護福祉士・そううつ病のピアヘルパーとして福祉・教育・医療等の記事をかいてます。

障がい者ってどんなイメージ? 障がいの概要/制度


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皆さんは「障がい者」にどんなイメージをもっていますか?


それぞれに「障がい」のイメージ・感覚的な理解があるかと思います。いま健康だとしても、高年齢に伴ったり突然の事故(思いもよらぬ形)で「障がい」を抱えることがあるかもしれません。

自分のためにも、また誰もが地域で安心して暮らしていくためにも。障がいについて紹介します。

<目次>
1. 障がいの分類
2. 障がい者福祉制度の概要
3. 障がいのとらえ方(健常者と障がい者)
4. まとめ

 

「障がい」の分類

まず、障がい者とは?

障がい者基本法・第2条「身体障がい・知的障がい・精神障がい(発達障がいを含む)その他の心身の機能の障がいがある者であって、障がい及び社会的障壁により継続的に日常生活または社会生活に相当の制限を受ける状態にあるもの。」

以下、障がいの分類と、イメージしやすいように写真や福祉施設等のリンクを添えて。

 

身体障がいとは?

身体障がい者福祉法・第4条。視覚・聴覚・言語・肢体不自由・心臓等臓器など機能の障がいがあって、身体障がい者手帳(1~6級)の交付を受けた者。

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長い付き合いな二人の友人(脳性麻痺)

精神障がい者とは?

精神保健福祉法・第5条。統合失調症、精神作用物質による急性中毒/依存症、知的障がい、精神病質その他の精神疾患を有する者。 精神障がい者保健福祉手帳(1~3級)がある。

そううつ病の私が創業した精神障がい者のための事業所

言わずと知れた精神世界の理想郷 

 

知的障がい者とは?

知的障がい者福祉法に‥ 規程なし。 知的障がい児(者)基礎調査によると、知的機能の障がいが発達期(おおむね18歳まで)にあらわれ、日常生活に支障が生じているため、なんらかの特別な援助を必要とする状態にある者。 各都道府県に名称が違うが「療育手帳(A1,A2,B1,B2)」がある。田中ビネー・WISCなどの「知能検査」によるIQ知能指数によって区分。

法人概要 - 八ヶ岳名水会 ←ここで知的障がいの世界も好きになった

 

発達障がい者とは?

発達障がい者支援法・第2条。自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障がい、学習障がい、注意欠陥多動性障がいで、その症状が通常低年齢において発現するもの。

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発達障がいの当事者会「てくてく会」ホームページより、大人の発達障がい

その他、高次脳機能障がい(事故などで主に脳の損傷によって起こされる様々な神経心理学的症状)、難病(厚生労働科学研究難治性疾患克服研究事業の対象疾患=123疾患)があります。 

障がい者福祉制度の概要

 

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障がい者福祉制度は、2003(平成15)年4月の「支援費制度」の導入により、従来の「措置制度」から大きく転換されました。措置制度では行政がサービスの利用先や内容などを決めていましたが、支援費制度では障がいのある方の自己決定に基づきサービスの利用ができるようになりました。

様々な課題を残しつつ、また課題を解消すべく、2005(平成17)年に「障がい者自立支援法」、2013(平成25)年に「障がい者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障がい者総合支援法)」と制度が変わっていきました。

 

参照:福祉医療機構WAM NET・障害者福祉制度解説

 

そして、2014年に、障がい者への差別を禁止し地域社会での生活を支えるよう締結国に求める「障がい者権利条約」という人権条約・国際ルールの締結国(批准する国)になりました。

それに伴って、今年4月に「障がい差別解消法」がスタートするなど、グローバルスタンダードな条約のもとで日本の障がい者福祉に転換期・変革が起きています。

障がいのとらえ方(健常者と障がい者)

最後に、二つのインタビュー記事を紹介します。

 

朝日新聞のインタビュー記事「頼りにくい社会を変える 熊谷晋一郎さん」より

――自立と依存、どこに問題があるのでしょう。

「二つの言葉は普通、対の意味で考えられていますよね。たとえば健常者は自立し、障害者は他人の介助に依存している、というふうに。英語でもindependence、dependenceです。しかし本当に対の関係でしょうか」
 「健常者が他人の助けを借りずに生活できているのは、多数派にあわせて設計された社会システムのおかげです。下支えするモノや制度、つまり依存先が多い。逆に障害者は、依存先が極端に限られている。本来、人は何かに依存しなければ生きられないのだから、自立は錯覚です。問題は依存先の数の差です」
 「依存先の数が限りなく増えた先に自立が実現する。independenceより、multi‐dependenceの方が適切ではないかと思います。私はそれを『依存先の分散』と呼んでいます」

福祉の現場でも「自立支援」ってうたわれていますが、自立は錯覚かア。
まずは親以外の依存先を見つけるとこから、地域で暮らすための依存先・色んな機関とつなげる。モノや制度を最大限に利用する。

 

D.culture | すべての人間は障害者である。
辺見庸(へんみ・よう)さんインタビュー記事
より

健常が幻想であるという意味は、何となく理解することができた。では、それがほとんど暴力と同義であるとはどういうことか。ここでヒントになるのが、やはり辺見氏が記した次のような言葉だ。「病院という閉域は、刑務所や拘置所、学校同様に、人と人の関係性がいわば制度的に偏方向的になりやすい。患者と医師、囚人と看守というように<見る>と<見られる>が不当にはっきりします」(「自分自身への審問」)。たとえば障害者福祉の現場でも「見守り」という言葉があるように、障害者は健常者に一方的に<見られる>存在でしかない。この双方向性を欠いた一方的な視線こそが、健常幻想の暴力の根なのではないか。


辺見 それはそうです。見る側は健常で、見られる側をいわば健常ではない人間、つまりなんらかの故障や異常がある人間と断定しているわけですから。しかも、見ることによって相手を類化してしまうわけです。しかし、見られる側も実は見ています。それこそ思考を奪われたような状態にある人間でも、じーっと相手を見ていますよ。この双方向性に気づくことぐらい大きな発見はありません。


一方的に見られる関係ということを少し敷衍すると、相手を障害という言葉で代表される表象と見なす視線というのは、実は中世や近世より現代の方がずっと強くなっているのです。障害者か健常者か、病者か健康者か、あるいは加害者か被害者か──そうした本質的には存在しない境界を設定し、すべてを二項対立的に見る視線というのは、かつてより21世紀現在の方が圧倒的に強くなってきている。勝者と敗者とかね。そういう社会に、いまはなってしまっている。

二項対立的にみる危険性を示しています。一方的な関係って反発をまねくし‥

「人は何かに依存しなければ生きられない。みんな障がい者=弱い存在。そのうえで助け合って生きてる」っていうのは、グローバルな(キリスト教的な)考え方でいいなと思います。

福祉の現場では、個別支援といって、それぞれ個人によって違う症状・状況に合わせた支援。個別支援計画「初期評価アセスメント(現状・基本ニーズの把握・課題整理)▶︎個別支援計画作成(目標設定)▶︎計画実施▶︎再評価モニタリング」があります。

まとめ

最近増えている、うつ病は、心の風邪と言われるように(実際は脳の病気ですが)ストレス等で発症しやすい病気です。ADHD/注意欠陥多動性障がいは、自分も当てはまるんじゃないかと思わせる多彩な症状があります。各障がいの詳細(障がい特性・ケア・関わり方等)は、後日、別の記事に書いていきます。

うまくまとまっていませんが、

あなたのためにも、また誰もが地域で安心して暮らしていくためにも、まず障がい(人)を知ること、知識をもったうえで「多様性を認めること」が大事です。