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ぴあヘルパー

介護福祉士・そううつ病のピアヘルパーとして福祉・教育・医療等の記事をかいてます。

きのくに子どもの村学園の自由な子どもたち〜自己決定と個性が切り拓くミライ☆

教育 教育-きのくに子どもの村学園

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教師は「〇〇先生」と呼ばれない。「〇〇さん」かニックネームだ。

 

「いじめ」は、ほとんどない。あれば、全体集会で話し合って子どもたちが主体になって解決する。きのくには、子どもたちが主体の学校なのだ。

何かをミーティングで決める場合も、教師も校長も子どもと同じ1票だ。

 

学習の中心は、「プロジェクト」と呼ばれる活動的な体験学習である。平たく言えば、戸外での「ものづくり」だ。

 

テストや宿題はない。子どもの学力は、普通の学校にひけをとらない。

 

世界で一番たのしい学校、うちの子ども達が通学している

きのくに子どもの村学園南アルプス子どもの村小中学校)」を紹介します。

 

<目次>
1. きのくに子どもの村学園の設立背景
2. きのくに子どもの村学園の教育理念
 2-1. 基本方針「自己決定、個性尊重、体験学習」
 2-2. 教育目標:自由な子ども
3. 動画で伝わる「きのくに子どもの村学園の自由な子どもたち」
4. 親や教師の教科書「親業」のスキル
5. きのくにの存在は、教育界の良心・日本の教育の希望

 

きのくに子どもの村学園の設立背景


日本の学校において、

不登校いじめ等あり=子どもの心理=自己否定感情をもった不自由な子どもが多くいます。その原因のひとつに教育システムの問題があります。(機能不全家族も問題)

 

大人がすべてを決める教師中心主義。

個人差や一人ひとりの興味などをほとんど無視する画一主義。

知識や徳目の伝達を目的とする書物中心主義。

 

それに対し、教育の改革に一石を投じたいと、
1992年、文部科学省認可の学校法人 「きのくに子どもの村学園」が設立されました。

 

教師中心主義から、子どもの自発性・興味・好奇心の尊重へ。

画一主義から、子どもの個性の重視と学習の多様化へ。

書物中心主義から、体験を通して考える態度と能力の育成へ。

 

きのくに子どもの村学園の教育理念

基本方針「自己決定、個性尊重、体験学習」

 

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プロジェクト

本やドリルの勉強よりも、実際に作ったり調べたりする活動が重視され「プロジェクト」と呼ばれる完全な縦割りのクラスでおこなわれます。プロジェクトのテーマによってクラスがつくられ、子どもが自分でクラスを選びます。

各プロジェクトの活動のテーマは教科の枠をはずして、主として衣食住など生きることそのものに題材を求め、具体的な課題を話し合いで設定し、考える態度と能力だけでなく、幅広い知識や技術を身につけてもらおうとします。

子どもの村の3つの原則、「自己決定」「個性尊重」「体験学習」が調和的に実行される学習形態で、有名な教育学者デューイが提唱した「活動的な仕事」にあたります。

 

基礎学習

学習の題材や教材に抽象的なものも入ってきます。 そのため体験学習の比率は少なくなりますが、個性化と自己決定の原則は貫かれています。 具体的には、プロジェクトの中で生じた問題を解決するための資料を収集したり、関連教科の学習をしたり、いわゆる読み書き算のような基礎技術を習得したりします。「ことば」「かず」と呼ばれています。また、1年生から英語の授業があります。

 

自由選択

グループで、あるいは集団でおこなわれる活動が多いのが特徴です。具体的には、合唱・アトリエ・工作・クッキング・ダンス・野球など、体育や図画工作、音楽に関するものが多くなっています。学期ごとに1週間に3つの自由選択の時間があります。

 

ミーティング

週1回の全校ミーティングのほかに、クラスや寮でもたくさんのミーティングがあります。クラスの活動や困ったこと、パーティーなど楽しい計画などもみんなで話し合います。子どもも大人もおなじ一票です。 大人がすべてを決める教師中心主義ではなくて、子ども自身の発想・話し合い・実験・実証などを大事にします。

ミーティングは自由学校の成否を左右するカギです。

 

教育目標:自由な子ども


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自由とは、自分勝手にやりたい放題という意味ではありません。

感情・知性・人間関係において、
何か(誰か)に縛られた不自由から解放された状態が自由です。

自分自身を大切にして、自分の頭で考え、積極的に行動し、そして他の人たちと触れ合って楽しく生きてほしい。自由な子どもに育ってほしいと願っています。

 


学園長の堀さんが著者、子どもの村の自由な雰囲気が伝わる本です。

 

ジョン・デューイは「為すことによって学ぶ」という標語によって知られるように、子どもが好奇心に駆られ、知恵を働かせて、人間生活の基本的な問題に取り組んで創造的に考える力を伸ばす教育を提唱した。

A・S・ニールは、子どもたちが心の深層にある不安、緊張、自己否定感などから解放され、自分自身の生き方をきずくのを援助するためにサマーヒルという自由な学校を設立した。

ジョン・エッヘンヘッドは、ニイルの思想と実践を丸ごと飲み込んで、しかもそこにジョン・デューイの経験主義の教育思想を取り込み、仕事と遊びと学習を統合した素敵な学校を頑固に守り続けた。

 

きのくに子どもの村学園は、この三人の思想と実践から刺激を受け、これを基本理念として生まれた学校です。

 

動画で伝わる「きのくに子どもの村学園の自由な子どもたち」


ベネッセ教育総合研究所の「シリーズ 未来の学校」に掲載されている子どもの村学園の動画・特集記事を紹介します。

子どもの村の自由で楽しい雰囲気が伝わる動画です。

 

シリーズ「未来の学校」第2回

【前編】 きのくに子どもの村学園の『自由』な子どもたち



【後編】 自己決定と個性が切り拓いた卒業生の未来

 

特集記事▶︎シリーズ 未来の学校 「開校22年目、子どもたちの自主性からすべてが始まる山間の自由学校」【後編】 自己決定と個性が切り拓いた、卒業生の未来 [1/4] http://berd.benesse.jp/feature/future/topics_2/activity02/index.html

 

学校のメディア掲載まとめ▶︎学校ホームページ・記事&リンク集

 

親や教師の教科書「親業」のスキル

 

入学後の保護者オリエンテーションにて。

 

電話のやりとりを先生ふたりがロールプレイ、ホームシック対策・入寮の子供から親への電話のところで、「勝負なし法」という言葉を先生からきいて嬉しかった。

勝負なし法は、「親業」にある心理スキルのひとつ。

 


「親業」といえば、教会でチャーチ&ホームスクーリングの勉強をしていた頃(約15年前)から使っている教育・親の教科書だ。

今日これをきけただけでも「この学校に入れて良かった」と思った。

2012年4月10日Facebook投稿より

「親業訓練」は、米国の臨床心理学者トマス・ゴードン博士(1918-2002)が開発したコミュニケーションプログラムです。原題は「Parent Effectiveness Training(親としての役割を効果的に果たすための訓練)」。カウンセリング、学習・発達心理学、教育学など、いわゆる行動科学の研究成果を基礎にしています。

ゴードン博士は、親としての役割、つまり<親業>を果たすことは、「一人の人間を生み、養い、社会的に一人前になるまで育てる」仕事にたずさわることであると述べています。

多くの親は「親の役割」をはたすために、自分の親から伝えられた経験と、さまざまな情報・知識に揺れながら試行錯誤を繰り返しているのではないでしょうか。この暗闇に手さぐりしている親達に、ひとつの方向が示されるようになりました。 -それがコミュニケーション訓練-親業訓練講座です。

1979年に日本ではじめて親業訓練講座が開かれてから、親業訓練の理念は親子間だけではなく、すべての人間関係に共通するということに基づき、現在では「自己実現のための人間関係講座」「教師学講座」「看護ふれあい学講座」「ユース・コミュニケーション講座」が開かれています。

 

きのくにの存在は、教育界の良心・日本の教育の希望

 

1992年に設立した文部科学省認可の学校法人 「きのくに子どもの村学園」。

和歌山県から始まり、福井県・福岡県・山梨県にも各小中学校があり。和歌山県に高等専修学校、イギリス・キルクハニティにも学校があります。

うちの子ども達は、2012年に山梨県の「南アルプス子どもの村小中学校」に転校入学しました。当時ノアが小4・ヨナが小3、現在はふたりとも中学生です。

 

転校入学の経緯をかいてます↓

 

学ぶことがこんなに楽しいなんて、私もこんな学校があったら入りたかったと羨ましくなります。ノアヨナも感情・知性・人間関係の面で自由な子どもに育っています。

 

きのくにの存在は、教育界の良心・日本の教育の希望です!